攻撃の「下見」から「侵入」まで見張る、ホームページ監視カメラ「小人さん」を発表

報道関係者各位 プレスリリース

2026年10月15日
株式会社イーアンドディー

ホームページに来た人が「小人」になって町を歩く
攻撃の「下見」から「侵入」まで見張る、ホームページ監視カメラ「小人さん」を発表

数字と表のアクセス解析を、誰でも読めるドット絵の「町」に。検索ロボット・AI・フォーム営業ロボット・攻撃者を見分け、「侵入の疑い」「Web シェルの疑い」「サイトにないページ」「下見」の 4 つのサインを検知して通知。Web サーバーのログを送るだけで導入できます

株式会社イーアンドディー(本社:東京都千代田区、代表取締役:木村 修、以下 当社)は、ホームページのアクセス状況をドット絵の「町」として表示し、不正アクセスの兆候を見張るソフトウェア、ホームページ監視カメラ「小人さん」を発表し、2026年10月15日より提供を開始します。

小人さんは、ホームページを「町」、各ページを「家」、訪問者を「小人」として描きます。いま誰がどのページを見ているか、どのページからどのページへ移動したかが、専門知識のない人にもひと目でわかります。検索エンジンのクローラー、AI、フォーム営業のロボット、不正アクセスを試みる攻撃者はそれぞれ別の姿で表示され、攻撃の疑いがある相手はワンクリックで締め出せます。さらに、WAF(Web アプリケーションファイアウォール)をすり抜ける「静かな攻撃」の兆候として、「侵入の疑い」「Web シェルの疑い」「サイトにないページ」「下見」の 4 つを検知し、メール・Slack・LINE に通知します。

小人さんの画面。訪問者が小人になって町を歩く
小人さんの画面。訪問者が小人になって町を歩く

■ 開発の背景:ホームページは今日も静かに叩かれている

中小企業のホームページは、今日も静かに叩かれています。当社自身のホームページ(WordPress)のアクセスログを 20 日間(2026 年 9 月 23 日〜10 月 12 日)小人さんで集計したところ、攻撃の疑いのある相手は 234、その要求は 3,332 回ありました。毎日 4〜5 の相手が、設定ファイルやバックアップの残骸を探し(867 回)、プラグインや利用者名の一覧を集め(981 回)、ログインを試しに来ています。要求の 6 割は 5 つの相手による機械的なスキャンで、残りの大半は数回ずつの短い「下見」です。ほかに、問い合わせフォームへ営業文を送り込むロボットが 64、AI 関連のロボットのアクセスが 1,970 回ありました(人の訪問は 2,406 人、閲覧 4,275 ページ)。これらは Google アナリティクスなど通常のアクセス解析には現れず、担当者も経営者も「何が起きているか」を知らないまま運用しているのが実情です。

2026 年には、WordPress で作られた医療系サイトの大量改ざんや、ランサムウェア被害の半数以上が中小企業に集中するなど、規模の小さい組織が狙われる傾向が続いています。JPCERT/CC が 2026 年 10 月に注意喚起した Web サーバーへの侵入事例でも、攻撃者はまず公開情報の「下見」をし、管理用 API やログイン画面を少しずつ試し、侵入後はアップロード先にプログラム(Web シェル)を置いて、改ざんしたページから利用者を誘導していました。こうした手口は、既知の攻撃パターンを止める WAF だけでは気づきにくく、「ログを継続的に見ている人」がいるかどうかで発見の早さが決まります。

小人さんは、当社が 2006 年に試作した「アクセスログを小人の動きで見せる」というアイデアを、現在の Web サーバーとブラウザの環境に合わせて作り直し、上記の侵入の手口に対応する 4 つの検知を加えたものです。経営者や受付の担当者など、ログを読まない人が「見ればわかる」ことを第一に設計しました。

■ 主な特長

1. 訪問者が小人になって町を歩く

訪問者は見ているページの「家」の前に立ち、次のページへ歩いて移動します。問い合わせフォームの送信は手紙を届ける演出で表示され、検索サイトや SNS、AI チャットからの来訪は入り口の門で区別されます。どのページを何分読んでいるかも表示します。

小人の動きと吹き出し
小人の動きと吹き出し

2. ロボットと攻撃者を別の姿で表示

検索エンジンや AI のクローラーはロボット、フォーム営業ロボットは桃色のロボット、攻撃の疑いがある相手は赤いフードの小人として描かれます。管理画面へのログイン連打、脆弱性スキャン、存在しないページの大量アクセスなどを自動で判定し、「要注意の相手」として一覧にします。

画面に映る小人とロボット、建物の種類

画面に映る小人とロボット、建物の種類

3. 侵入の手口に対応する 4 つの検知(新機能)

侵入は「下見 → 試行 → 侵入 → 居座り」の順に進みます。小人さんは、この各段階に対応する 4 つのサインを検知し、至急のものは件名を変えて通知します。

  • 下見の検知:プラグインやテーマの一覧、利用者名、設定ファイルやバックアップの残骸を探す「列挙」を検知します。攻撃の準備段階で気づけます。
  • 侵入の疑い:ログイン画面や管理用 API など「守られた場所」で失敗が続いたあとに要求が通った相手を、至急として通知します。パスワード総当たりの「成功」を見逃しません。
  • Web シェルの疑い:画像やファイルの置き場(アップロード先)にあるはずのないプログラムが動いているときに、至急として通知します。侵入後に置かれた遠隔操作の道具を見つけます。
  • サイトにないページ:小人さんがリンクをたどって集めたページ一覧にないのに、ページとして返っているものを一覧にします。改ざんで埋め込まれた偽ページや、公開するつもりのなかった画面に気づけます。
4 つの侵入サインと「サイトにないページ」の表
4 つの侵入サインと「サイトにないページ」の表

4. ワンクリックで締め出し、通知も届く

攻撃の疑いがある相手は「締め出す」ボタンで遮断できます。遮断リストは Web サーバーまたはゲートウェイ(nginx / Apache)が定期的に取りに来る方式のため、監視サーバーからお客様のサーバーへログインする必要がなく、安全に運用できます。新しい攻撃者やフォーム営業ロボットの出現、上記 4 つのサインはメール・Slack・LINE に通知され、毎朝のまとめも届きます。

5. 足あとで「人の流れ」が見える

小人の歩いた道には足あとが残り、よく通る道が浮かび上がります。雪景色に切り替えると、足あとだけが残る静かな画面で人の流れを確認できます。ページを家でなく、それぞれのページの縮小画像を表示する掲示板モードもあります。

雪景色の足あと
雪景色の足あと

掲示板表示
掲示板表示

6. 再生と期間指定、AI の参照も集計

過去のログを早送りで再生したり、期間を指定して集計したりできます。ChatGPT などの AI が利用者の質問に答えるために参照したページ、AI 検索の索引づくり、AI 学習用の収集も区別して集計し、「AI にどのページが読まれているか」がわかります。

7. 導入はログを送るだけ

Apache / nginx のアクセスログを syslog で送るだけで、ホームページ側の改修もプラグインの追加も不要です。WordPress などの CMS にも対応し、社内のパソコンや受付のモニターで表示できます。監視サーバーは当社のクラウドでお預かりするほか、お客様の Linux / Windows サーバーにも設置できます。

■ 提供形態と価格

プラン 内容 価格(税別)
見える化 町の表示、再生・期間指定、人気ページ、訪問者の道のり、AI 参照の集計 月額 5,000 円〜/サイト
(初期設定費 30,000 円〜)
防犯つき 上記に加え、要注意の相手の検知、4 つの侵入サインの検知、締め出し、メール・Slack・LINE 通知、毎朝のまとめ 月額 15,000 円〜/サイト
月次報告つき 上記に加え、1 か月のアクセスと防犯の状況を経営者向けの日本語報告書にして毎月お届け 月額 25,000 円〜/サイト
オンプレミス お客様のサーバーに設置。複数サイト・社内システムの監視にも 個別見積

2 週間の無料トライアルを受け付けています。アクセスログをお送りいただければ、トライアル前にお客様のサイトの「町」を作ってお見せします。なお、締め出し機能は、お客様が Web サーバーまたはゲートウェイを管理されている場合と、当社ホスティングのサイトでご利用いただけます(レンタルサーバーでは見える化と通知のみ)。

■ 今後の展開

AI による月次報告の自動作成、複数サイトの一括監視、CDN・WAF サービスとの連携など、中小企業のホームページ運用と防犯をまとめて支える機能を順次追加する予定です。

■ 製品概要

製品名 ホームページ監視カメラ「小人さん」
提供開始日 2026年10月15日
対応 Web サーバー Apache、nginx(common / combined 形式のアクセスログ)
締め出し機能 nginx / Apache の拒否リストを配布(お客様管理のサーバー・ゲートウェイ、または当社ホスティング)
監視サーバー 当社クラウド、またはお客様の Linux / Windows サーバー(Node.js 20 以上、追加モジュール不要)
対応ブラウザ Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safari の最新版
製品ページ https://www.e-d.co.jp/service/kobito/
紹介動画(約 2 分) https://www.youtube.com/watch?v=oyO8ZP8Ggu8

【会社概要】

会社名 株式会社イーアンドディー
所在地 〒101-0023 東京都千代田区神田松永町17-5 相沢ビル 4F
代表者 代表取締役 木村 修
設立 1999年10月12日
事業内容 AI、Web、携帯端末を利用した業務支援システムの構築・運用
URL https://www.e-d.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社イーアンドディー 担当:木村
TEL:070-4367-6631
E-mail:sales_info@e-d.co.jp
お問い合わせフォーム:https://www.e-d.co.jp/contact/